奉子です。以前、こちらの記事で、スルッとKANSAI磁気カードの廃止により、1種の方のみですが、「スルッとKANSAIの障害者用ICカードが発行されることになった」というお話はちらっとさせていただきました。
私の親友がそれを5月に初旬に申しこみをしたのですが、それがやっと届いたと教えてくれました。
そのお話は突っ込みどころ満載でしたので、書きたいと思います。
申込みから手元にカードが届くまでなんと2ヶ月!!
鉄子の私には、鉄道に関することは興味津々だったので、親友は、GWに我が家に遊びに来るときに申込用紙を持ってきてくれたんです。
手続きに自信のない親友と一緒に、私は中身を確認し、その申込用紙を記入し、ポスティングも見届けたんです。
親友の手元にカードが到着したのはその申込からちょうど2ヶ月の7月初旬だそうです。
親友も、あれ?申込み上手くいっていないのかと、忘れかけていたところだったということです。
確かに混んでるとはいうてたけど・・・・ホンマに2ヶ月かかるとは!!という感じです。
カードデザインがひどすぎるという驚愕の事実
何よりにもびっくりしたのはカードのデザインです。
友人が写真を撮って送ってくれたのでUPします。
まず、このICは2枚セットでの物なので、本人用と介護者用というのがあります。
まず本人用
続いて介護者用
あのぉ~~
なんですか? このだっっさい色合いは!! デザインは!!
保険証以下ですかーーー!!
別に一般的なPiTaPaと同じようなデザインで、文字だけ変えるとかでいいような気がするんですが・・・
どうしてもこんなデザインならもうちょっと綺麗な色合いにしません?
特にこの本人用のオレンジは阪神ファンには良い気はしません・・・
本人用と介護者用の書き方も「これなんじゃ?」って感じです。
ちなみに手触りも、障害者用、介護者用、両方とも同じ、つるつるなんです。
視覚障害の方は、こんなんでは違いはわかりません。
視覚障害者の方の申込みだけ、何か工夫がしてあると信じたいです。本当に!!
ピッとする順番が1番障害者用→2番介護者用じゃないと改札で引っかかる件
実際にICカードを使った親友からの情報で、驚愕の事実を知ることになります。
このICカードは確かに基本2枚一組で使用することがほとんどですが、なんとタッチする順番があるそうです。
まず本人用。そして介護者用だそうです。
介護者用のを先にタッチすると、改札機で「ピーッ」と音を立てて引っかかるらしい。
確かに、介護者が一人でこれを使われたらまずいからというのはわかりますが、
そんなん、どっちが先になろうとも、何秒以内に2枚タッチすればOKでもいいやん!!
ちなみにこれを利用する障害者は、介護の方はヘルパーさんなどが多いため、毎回人が変わることがほとんどです。
つまり同一人物ではありません。
そのため、このカードは2枚とも障害者本人が持っていて、「電車に乗る日にヘルパーさんにセットで託す。」
また車椅子利用者の場合は、改札に入るときにヘルパーさんに車椅子を押してもらうことが多いので、「本人が2枚とも持って順番にタッチする」かどちらかです。
その度にいちいち、本人用→介護者用の順番を守るのは、かなりめんどうです。
そして、一般のPiTaPaとは違い、自動チャージはありません。
手続きもめんどくさいのに、利用もめんどくさい。今後改善されるの期待するとするか
ちなみにこのIC申込みも、スルッとKANSAIの加盟の私鉄の駅に申込みをするための駅捺印が着いた用紙をもらいに行くところから始まる上、身障者手帳のコピー+住所がわかるもの(保険証等)が必要です。
つまり、手続きも結構めんどくさいです。
問題は、私鉄やバスによっては1種単独乗車でも割引が利用できるものもあります。
親友は、まだこの単独で割引が利用できるバスや地下鉄等では、このICでは利用したことがないそうですが、「また引っかかりそうで、このIC自体を使うのが面倒になってきた」と話していました。
親友は、最近普通のPiTaPaを作り、「割引はないけど自動チャージもあるし、めっちゃ便利。
単独乗車で割引が利く電車の時も、もう利用しないでこのPiTaPaで乗ろうかなあ」とまで言っています。
ある意味、単独乗車で割引が利く電車の時は、手帳見せて切符買う方が良いかもぐらいな勢いでした。
これから、この「障害者用スルッとKANSAI ICカード」を作ろうと考えておられる皆さん。
結構、面倒なことも多いので、よく考えてお申し込みくださいね。
もしかすると、私たちみたいに使いづらいの声が増えると、今後改善されるかもしれないので、それに期待しても良いかも知れませんね。