奉子です。「親しき仲にも礼儀あり」ということわざは皆さんご存じだとは思います。
文字の意味のままですが、「どんなに親しい間柄でも度を過ぎてしまっては、不和の元なります。」ってことですね。
今日は、最近起きた私の失敗談をお話ししたいと思います。
私が気づかぬうちに、夫が私に対して失望していた。
先日、私は夫が私に対し何か不満や不信感を抱いているらしいと言うことを、夫が運営しているブログアカウントでのLINEで初めて認識します。
そのときは私はとっさに、その日の朝に、本来私自身がやらなければいけないことを夫に「いつもやってくれているし、今日もやってくれるやんな」的な口調でものを言ったので、その事だと思ったのです。
それを認識したときには夫は出勤しており、次に会うのは24時間後。とっさにLINEで謝罪しました。
翌日、夫が帰宅してからも、夫は私と口をきこうとせず、夕食時も一言も話さず、食事が終わったら隣の部屋に行ってしまいました。
はっきり言って家の中の空気は最悪です。
その翌日は休日で、珍しく夫も私も休みでした。
夫が「休みが一緒になったら行きたい」といっていたイベントがありました。
私「明日あのイベント一緒に行かない?」
夫「旦那に何でも家事押しつけて、LINEで謝って来るようなやつとは俺は出かけない。もう行きたくない」
「明日も明後日も休みかもしれないけど、僕は別行動するからお前も勝手にしろ」
もちろん夜も部屋は分けてはいませんが、一言も口をきかずに、朝を迎えることになるのです。
あなたは家族にできていますか?「親しき仲にも礼儀あり」
翌朝、数ヶ月ぶりの2日連続夫婦とも休み。昨晩もよく眠れず、そしてこのまま放置するわけにもいかず、私は勝手に発言を始めます。
失敗① 夫婦の認識の違い
夫が「休みが合ったら行こうね」と夫婦共有のカレンダーに、1ヶ月ほど前からイベントを入れていました。
しかし、夫はシフト制の休み。休みが合うかどうかもわからないので、私はその共有のカレンダーに私個人の「直前でも時間変更やキャンセルできる用事」を入れていました。
ところが、夫の中では「休みが合ったら行こうね」ではなく「休み希望出すから絶対空けておいてね」の認識だったのです。
そのため、私が共有のカレンダーに私個人の予定を入れてしまったことが『「絶対行こうね」って言ったのに勝手に予定を入れた。約束破った』と感じ失望してしまったのです。
私の中では「いつでも変更可能な用事」でも、カレンダーに(仮)と書いていないので夫にわかるはずもありません。
私が後から「これ動かせる予定だから」と言っても約束破りの尻拭いにしか聞こえなかったようで、余計に気を悪くしたようです。
私も夫がわざわざそこに休み希望入れてまでとった休みだとわかっていれば、共有のカレンダーには入れなかったと思います。
失敗② 私の依存体質
朝起きてテーブルに座り、話していたのですが、夫が私に対して一番失望していたのは私の依存体質でした。
これこそが、私が今日一番話をしたい「親しき仲にも礼儀あり」です。
私の夫は、ただですら家事が遅くて下手な私に対しいつもかなり手伝ってくれています。
はっきりいってどちらが主夫(婦)かわかりません。
さらに、昨年からNLPの講習や、最近ではジムにいたるまで「お前が元気になるためなら家事ぐらい全部俺がやるし、そっちを頑張れ」とさらにサポートが強化。
ここまで、何でもひとりでできる夫にとって、いったい私の存在価値って何??って、本当にありがたく思います。
やってもらうのがいつの間にか当たり前になっていた私の心
夫がこれだけ優しいので、本来自分でやるべき事までもが「黙っていてもやってくれるやろう」という思考になっていました。
そのため、いつもやってくれることが夫がその日はやらないと「なんでやってくれないのさ」という気持ちに変わっていたのです。
自分ではそう思っていなくても、私の発言や態度の端々にそういうことが見受けられたらしく、夫は今までずっと我慢していたそうです。
しかし、依存体質人間は、ある意味「鈍感人間」でもあります。
そのため、都度都度注意していただかかないと、AとBとCが本質が同じということに気がつくことができません。
私の場合も夫に以前注意された具体的なこと「A」は直っても「B}や「C」も同じなことに気がついていなかったのです。
夫は夫で、今後は怒りや不満は溜めずに、私に至らぬ点があれば、都度注意するようにするといってくれました。
私の夫は溜めて爆発するタイプなので、本当に怖いです。
「自分から」依頼も謝罪も「相手の目を見てきちんと」
夫に私が改めて注意されたことは以下のことです。
「100%自分でやれ。僕に頼るなってことではないし、できないことは実際たくさんあるから今まで通り頼っていい」
「家族間に貸し借りはないから、やったら何かを返せとも言わない。でも、何でもやってもらって当たり前って思ってしまうのがダメ。」
「認識の違いだったとしても、僕が嫌な気持ちになったのは事実なんだから、家族でもきちんと、LINEとかでなく、謝罪の言葉を言ってほしい」
これを読んで皆さんも家族に対して、思い当たる節はありませんか?
依頼も謝罪も「自分から」そして「相手の目をみてきちんと」行う
私もこの日以降今まで以上に気をつけますが、今後もきっと失敗はあると思います。
ただ、夫の優しさに思い上がっていた自分に反省し、認識を新たにしたのは事実です。
まずは昨日、あることを今までのアプローチと変えてみたところ、家に帰るなり夫が「今日の対応はとてもよかった」と褒めてくれました。
ふと思いました。会社でやっているような気遣いが、夫に対して足りていなかったんだなあと。
まだまだ未熟者の私、頑張ります。