ついに行ってきました。北陸新幹線初乗車。
といっても私の目的地は北陸ではなく長野。
大阪から長野にいくには新大阪~名古屋~長野がオーソドックスなルートなのに、鉄子さんの私はわざわざ北陸新幹線に乗ってみたいがために大阪~金沢~長野というコースを取りました。
初、富山旅行のときから思っていたことをついに実行してみました。
初、北陸新幹線はミスの連続
、
予定通りに家を出発し、京橋から環状線で大阪駅、大阪駅からサンダーバードに乗り換えます。
しかし余裕をもって自宅を出発しなかったため、途中のコンビニや駅の売店でドリンク等を買う暇はなく、すぐにサンダーバードへ。
欲しければ少し高いけど、車内販売で買えばいいかと思っていました。
しかし、それが甘かった。
最近JRの特急は、車内販売をなくしていっているのは知っていたけれど、サンダーバードもなかったというのは認識ミス。
ドリンクの自動販売機はあるはず、と思っていたら、ななんと「自動販売機故障中で購入できず!!」
ちなみに夫は多くはないけれどタバコも吸います。特急は全席禁煙です。
金沢まで大阪から3時間。とにかくのどが渇いて、ドリンクの飲みたかった夫には拷問です。
しかも残念なことに大阪を出発する時点から、同社内にはすでにお酒で出来上がっているおっちゃんの集団が乗車中。
うるさいうるさい!!
そしてさらに心配事がありました。
金沢駅での新幹線の乗り換え時間がたった6分しかない・・・
というのは新幹線は「かがやき」に乗らないと最短ではない。
長野に14時に到着という計算で出たのがこちらの電車。
初めての駅。走ることができない私にこの6分で乗り換えができるのか??
サンダーバード乗車中の私に、ちょうど石川出身の家族がいる友達からメール。
友達「乗り換え何分?」
私 「6分しかないねん。階段近くの車両ってどこかって情報ある?私2号車に乗ってる」
友達「4号か5号車のあたりだったはずだけど、車掌さんに確認した方が良いよ」
金沢に着く直前にとりあえず、5号車あたりまで移動。
車掌室がそこにあったので聞いてみる。
私達は、乗り換えのできない特急券は発売していません。乗り換えも近いですから大丈夫です。」
もうひとりの車掌さんと相談後・・・「でも最も近いのはもう1両向こうの5と6の間です」ということでした。
というわけで私はもう1両さらに移動しました。
そのおかげで階段の前から出発したので、乗り換え6分でもちゃんと指定座席にまで辿り着くことが出来ました。
え?マジで?北陸新幹線には自販機も喫煙ルームもない!!
皆さんここで、最初のシチュエーションを思い出してください。
大阪からすでに飲まず食わずで3時間が経過。飲み物を飲みたいのに、我慢している夫がいます。
しかし乗り換え6分では、ドリンクを買う暇はありません。
鉄子さんの私は電車にのるだけでご機嫌な人種ですが、夫はそうではありません。
新しい新幹線に乗り、テンションがUP中の私に反して、夫はぐったり。
新幹線に乗りすぐに自動販売機を探します。
全車禁煙ですが、きっと東海道新幹線のN700系のように喫煙ルームぐらいあるはず。
しかし、結果は・・・
「自動販売機も設置なし」 「喫煙ルームもなし」 え~!!そんなんあり??
つまり、「食べたい飲みたい方は事前に購入し持ち込むか、高くても車内販売で買いましょう」ということです。
JR・・・商売しすぎやろ。
車内販売はすぐに来るわけがなく、金沢~長野は1時間です。
車内販売で購入しましたが、ゆっくり味わうというより、さっさと食べないと、目的地到着してしまいます。
というわけで長野には無事着きましたが、夫にはかなり不快な思いをさせました。
というわけで、皆さん、北陸新幹線にご乗車の際は、時間に余裕を持ってタバコや食料は事前調達した方が良いです。
検証!大阪~長野。名古屋経由か北陸経由がどっちがよい?
大阪から長野に向かうには通常、新幹線で名古屋まで行き、そこから特急「しなの」号に乗ります。
しかしこの特急「しなの」はいわゆる振り子電車で、体調が悪ければ座っていても酔うで有名な電車です。
鉄子さんの私ですが、普段から車酔いする方で、他の電車は大丈夫でも、振り子電車は苦手です。
それで今回「しなの」を使わずに長野に行く方法として新しく出来た北陸新幹線も使う北陸経由を試してみることにしたのです。
● 酔わないのは「サンダーバード」
同じ3時間の特急乗車ですが、サンダーバードはしなのと違い酔いません。快適です。
●北陸新幹線は自販機なし、喫煙ルームなし。
東海道新幹線にはある自販機なしも喫煙ルームも北陸新幹線にはありません。事前準備が肝心です。
せっかくなので、社内の風景を少し写真に撮りましたのでUPします。
まずは北陸新幹線から
座席はこんな感じ。その1
座席その2
食べたければ強制的に買うしかない、車内販売。メニューはこんな感じ
私は高くても食べてみたかったコーヒーとスイーツ。お値段セットで400円。
コーヒーが単品で310円なのにスイーツがセットだと400円。セットの方がお得感ありです。
これは鉄子さんならではの視点でマニアックですみません。
座席にはフリーペーパーが置いてあるのですが、JR西日本とフリーペーパー「西ナビ」とJR東日本のフリーペーパー「トランヴェール」が両方置いてあります。
北陸新幹線は、JR西日本管轄地域とJR東日本管轄地域をまたいで走っているからですが、嬉しがって写真撮ってます。
次に特急「しなの」
● 車窓を楽しめるのは「しなの」。北陸新幹線は景色はほとんど見えません。
北陸新幹線は乗ってしまえば快適です。しかし富山や長野の景色はほとんど見えません。
トンネルばかりです。トンネルではない場所でも壁の高さが高いので、景色はほとんどみえずです。
こちらは帰りに使った特急「しなの」で景色を撮った写真です。
窓に反射してあまり綺麗じゃないですが、山と川は見えますか?
●値段は「名古屋経由」の方が安いです。
往復で同じ経路を利用するとすればやはり距離的にも短い、名古屋経由の方が安いです。でも時間はほぼ同じか少しだけ新幹線の方が早い。
しかし、しなのには酔うというリスクがあります。事前に酔い止めを飲むなどして準備が必要です。
初体験!大阪~長野。行き帰りのルートを帰ると片道切符で行ける場合がある
私は今回、行きと帰りの経路が違う「大阪~金沢~長野~名古屋~大阪」という特殊なルートで旅をしたため、駅員さんが長い片道切符を発行してくれました。
実はこれも、そんなことができると知らずにネットで予約したチケットを取りに窓口に行き、駅員さんがそれに気づき発行されたものです。
そのときの話しがこちら前日のブログ抜粋↓
駅員さんにJ-WESTカードを見せて、特急券は予約してあるので乗車券が必要なこと、そして特急券の予約番号等も伝えました。
そしたら駅員さん、なぜかJRの時刻表と路線図を見つめ、なにか調べています。
「帰りは京橋に帰ってくるでよろしいですね?」 そうも聞かれました。
確かに行きと帰りの経路が違うので、乗車券の値段も違うし悩んでいるのかなあと思っていました。
そしたらいきなり私に路線図を見せてくれ、「大阪~金沢~長野~名古屋~大阪だと山科で湖西線と東海道線の分岐点になるので、山科~京橋で乗車券が分かれます」と言われたのです。
最初、意味がわかりませんでした。
帰りは名古屋経由で帰る私に何で山科?と思いました。
そこで私は、「乗車券って行き 「大阪~長野」帰り 「長野~大阪」の2つの片道じゃないんですか?」と聞きました。
すると駅員さん、電卓を私に見せてくれました。なんと通しの片道切符として購入した方が安かったのです。
しばらくして思い出しました。
通常、行きも帰りも同じ路線で行き来するため、確かにそれは片道ずつの往復。
しかし今回私は大阪~長野という地域を行き帰り別のルートを使う。
JRの乗車券は一筆書きできるルートは連続の片道切符として販売できるため、今回たまたまこんなことができたのです。
山科~京橋で切符を分ける必要があったのはその駅で東海道線と湖西線が重なっているため、一筆書きができないからです。
一応、旅行業務取扱管理者の資格を持っている私はそんな勉強も昔やったことを思い出し、ものすごくテンションが上がってしまいました。
こんな面白い体験は滅多にありません。嬉しかったので、JRの切符写真に取りました。
こちら特急券。左が行き、北陸新幹線経由長野行き。右が名古屋経由大阪行き。
ちなみに値段なのですが、私が通常利用する
① 「名古屋までは新幹線は自由席、名古屋からは「しなの」指定席を往復で利用した場合と
②「片道、サンダーバード+北陸新幹線 帰り名古屋経由 しなの+新幹線自由席、乗車券周遊片道バージョン」
ではトータルで見ると1000円弱、①の方が安いです。
つまり長野は途中下車になり、乗車券は大阪を出て帰りに京橋で下車するまで回収されずもちっぱなしでした。
私はJーWESTカードを持っているので、北陸新幹線ルートで割引があるということもあります。
しかし、今回この一筆書き周遊バージョンの乗車券が購入できると知らず、単純に乗車券をネットで片道ずつ買っていたとしたらもっと高くついていました。
この対応してくれた駅員さんができる人だったのか、それともJR社員の中では知っていて当然なのかはわかりませんが、今回新しい発見ができてすごく嬉しかったです。
●少しめんどくさい行き帰り別経路
しかしこのマニアックルートは少しだけめんどくさいことがありました。
「自動改札機に切符を通すと「ピンポーン」と止められます!!」
行きの金沢駅は、問題ありません。
長野駅到着後、長野駅出発時、名古屋駅乗り換え時、新大阪乗り換え時、すべて自動改札機ではなく、駅員さんの改札口を通りましょう。
長野駅はいかにも途中下車なので、長野駅では気が付きました。
しかし、名古屋で新幹線に乗り換えるときは行けると思って自動改札機を通したのです。
「ピンポーン」 鳴ってしまいました。
新大阪でこれをやったらイラチの大阪人に確実に睨まれます。
そして鉄子さんの私はこんな珍しい切符はめったにないので、最後京橋駅で駅員さんにお願いし切符を頂きました。
これが上の写真です。
穴を開けてくれて「乗車記念・使用済」のハンコが押してあります。
昔だったら「無効」のハンコだっと思うのですが、「乗車記念・使用済」って。
いかに切符をくださいという鉄好き人口が多いのかがわかりますね。
とりあえず両方乗ってみた感想としては到着時間が1時間ぐらい変わるなら、高くても往復北陸経由で行きたいけれど、ほぼほぼ一緒なら微妙なところ。
ただ、新大阪での乗り換えがめんどくさいので、片道を北陸経由で行くならば、体力のある行きを酔うリスクのある「名古屋経由しなの」に、
帰りを大阪駅まで直通の「北陸経由サンダーバード」でにするのが良いかもしれません。
次回は今回と逆のルートで試してみます。