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鉄道 旅行記

超快適空間 近鉄観光特急「しまかぜ」の魅力

しまがぜ先頭

皆様こんにちは。本日もやってまいりました私、奉子のさん鉄道ブログのお時間です(苦笑)

昨日私の実家家族と夫で我が実家恒例の鳥羽に行ってきました。

もう何回目の鳥羽かはわかりません。

あまりにもワンパターンな上に、実はここに家族で来ると私は必ず「父の運転する車に酔う」か「体調が悪くなる」かの確率が高く、あまり印象がよくありません。

 

しかし今回、金曜日出発することになったため、私はあの話題の近鉄観光特急「しまかぜ」のチケットをGETすることができました(*^_^*)

今回はいつもの鳥羽ではありません!「しまかぜ」に乗れるんです。というわけでとっても楽しみにしていたときがついにやってきました。

 

近鉄の観光特急しまかぜは2013年3月にデビューした、近鉄が社運をかけて開発したと言われている観光特急です。

しまがせって漢字で書くと「志摩風」なので、いわゆる三重県の志摩地域に向かうという意味でネーミングされたのだと思います。

 

私の乗車前のしまかぜの知識はほとんどなく、普通の近鉄特急より1000円高い観光特急で、本数が1日1本しかないので、人気が高くて座席が取りにくい。

カフェが中にあるらしい。というぐらいしか知りませんでした。

JRも観光特急がいくつかあるので、鉄子さんの私としてはまあどんなもんか一度乗ってみたいなあというぐらいだったんです。

 

しかし!  乗ってみると・・・すごい!他の特急と全く格の違う素晴らしいものでした。

今回は「しまかぜ」の魅力をたっぷり語ります。

近鉄観光特急「しまかぜ」はこんなにすごい!期待以上

しまかぜ車体

 

 

しまかぜは本日現在「近鉄難波~賢島」「名古屋~賢島」「京都~賢島」の三路線があり、一日一便しかありません。

難波が始発なので、早く入線したら写真が撮れるかなと思って楽しみにしていたのに、しまかぜさんはギリギリにしか来てくれませんでした。

 

で、やっと入線したと思ったらすぐ発車なので遅れる焦りから、いきなりピンぼけに・・・・(泣)

しまがぜ先頭

 

うちの夫が超呆れ顔で私を撮影した写真がこちら。

しまかぜ撮影に真剣な私

 

そしてついに、待ちに待った社内に入ってみました。

私の車両は2号車。こんな感じです。座席は通路挟んで1列 2列になっております。

しまかぜ車内1

ちなみに通常の近鉄特急ビスタカー1号車の社内写真です。

帰りがビスタカーだったので撮ってみました。 これは2列 2列席です。

ビスタカー車内

 

こちら、しまかぜの私の座った座席の写真です。大きくて広い座席でしょ。

首までゆったりしています。読書灯もあります。

しまがぜ座席

ちなみに「しまかぜ」には洋風と和風の2種の個室があるそうで、別途料金がかかりますが、ファミリーには良いかと思います。

でも座席はこのふかふかシートではないらしいので、乗り心地優先の方は通常席をどうぞ。

 

席幅を見てください。帰りのビスタカー通常席と比べると違いはよくわかります。

まずはしまかぜ

しまかぜ座席2

こちら帰りのビスタカー1号車

ビスタカー座席

帰りのビスタカーの座席、固かった。

正直私の愛する「京阪特急の座席の方が柔らかいし快適!」と思いました。

 

それなのに京阪は、乗車券代のみで特急料金はかかりません。

まあ京阪の8000系特急が登場した直後は、その乗り心地の良さからその車両を待つ人や、特急料金が別途かかると思った人がいたという話は有名ですが(笑)

おい、近鉄もっとがんばらんかい!!

 

次に「しまかぜ」の私の席の周りのものを色々撮ってみました。

入り口のドア
入口ドア

 

行き先表示の他に、走行カメラの様子やニュースも表示する案内板

しまがぜ案内板

 

しまかぜ案内板2

 

カラフルな日除け

しまかぜ日よけ

 

座席後ろのテーブル。

座席テーブル

この特急、Wi-Fiスポットも完備されていますが、接続は重く少し不安定なのか残念。もちろんコンセントも席にあります。

トイレは扉が最近よくある円形の扉で、操作が上手い人なら車椅子ごと中に入れる洋式でした。

 

そして、洗面台がなんと最近の石鹸、水 乾燥機が一体になっているやつです。

洗面台

先頭車両がパノラマビューなのですが、2号車の私が勝手に行って写真を撮影して良いのかわからず、アテンダントのお姉さんに良いかどうか尋ねてみました。

すると「もちろん大丈夫です。お客様は伊勢市でお降りになられますか?

伊勢市過ぎると社内が空きますので、撮影しやくやりますよ」ととっても親切に教えて下さいました。

というわけで、鳥羽到着の直前に撮影した先頭車両の図2枚です。

しまかぜ先頭車両

しまかぜ先頭車両車内2

パノラマビューなのが違いですが、座席は私が座っていた2号車と同じです。

 

乗車後に調べてわかった話なのですが、この座席、腰のクッションの硬さまで変えられるという快適なものだったそうです。

私はそれを知らず横に操作盤があるのは気がついていたのですが、触りませんでした。

 

帰りの普通の特急に乗ってわかったこともあります。

しまかぜさん、全然揺れないんです。 後でわかったのですが、揺れない特別な仕様の設計車両でした。

 

実は帰りの特急も全く同じ線路のはずなのにすごく揺れて、日常とは違うので疲れていた私は酔かけ、気分が悪くなってきたので慌てて酔い止めを飲みました。

比べてわかったしまかぜのすごさでした。

しまかぜは車内サービスもすごい

 

記念乗車証とおしぼり

 

次に社内サービスについてのお話です。

しまかぜに乗車すると全員に「おしぼり」と「記念乗車証」が配布されます。

このおしぼり、普通の使い捨ておしぼりだろうと思っていたのですが、暖かくしてあり、さらに使い捨てのくせに生地が厚い良いやつです。

ちなみに近鉄特急には洗面所にひとり1個でお願いしますと使い捨てのおしぼりがおいてありますが、しまかぜのやつはやっぱり格上でした。

上の写真がそれです。

記念乗車証裏面

記念乗車証裏面

しまかぜは観光特急なので、グッツも売ってます。鉄子さんの私は買わずにはいられなかった(爆)

しまかぜホッチキス 900円。お値段強気です。

しかし、鉄はそれでも買うのを鉄道会社は知っている・・・

しまかぜホッチキス

ちなみに私はこのホッチキスのトワイライトエクスプレスも持っています。家に帰って比べてニヤリです。

 

私はカフェに行く気満々だったので、乗車前にドリンク等は一切買わずに乗りました。

しかし、夫は少し飲みたくなったようで、アテンダントのお姉さんにお願いしペットボトルのお茶を購入。

ただのペットボトルのお茶なのに、プラスチックカップとコースターも一緒に持ってきてくれました。すごいサービスです。

コースターとトップ

 

しまかぜ、念願のカフェに到着

そして念願のカフェに行くことができました。

メニューは軽食からデザートまでかなり充実しています。

値段も決して高過ぎることはありません。

メニュー開いたところ

しまかぜカフェメニュー

 

メニュー立ての図。

カフェメニューはケーキセット他がありました。

しまかぜカフェメニューその2

 

カフェ座席周りの様子

しまかぜカフェの様子

 

カフェの椅子は通常座席みたいにふかふかではないです。こんな感じ

しまかぜカフェ座席

 

そしてついにやってきましたケーキセット。私はウエスティン都ホテルのモンブランを購入。

ケーキセット

ケーキはウエスティン都ホテルのケーキ2種類と伊勢市の地元のケーキ屋さんのもの2種類の中から選べる仕組みです。

ちなみにケーキ1個 コーヒー1杯。焼き菓子が2個ついて税込み1000円。

もう一度言います。このケーキ、ホテルのケーキです。そして動く電車のカフェです。

それでこの値段は良心的かと思います。味も美味しくとても満足でした。

そしてあっという間に楽しい時間は過ぎ、下車の時間がやってきました。鳥羽駅到着です。

 

そして夫が撮ってくれた超ご満悦の私の写真

しまかぜと私

 

鉄道好きでなくても一度は乗るべし。本当に快適な特急です

乗り物酔い

 

 

この「しまかぜ」さん、鉄道ファンにというより、

『新幹線は良いけど、他の特急は酔うし座席も狭いし好きではない』と、いう方にこそおすすめしたいです。

 

鉄子さんの私に付き合わされて数年前に、トワイライトエクスプレスの「Bコンパートメント」に乗ったうちの夫(身長178センチ)は、

足の伸ばせないベットだった上に、長時間の乗車に一睡もできず「俺には史上最悪な旅行だった」と申しております。

そんな夫がしまかぜのことを「この特急は本当に快適だった。これならまた乗っても良い。良い特急だと思う」と言いました。

 

トワイライトは、私には「最も狂喜乱舞した楽しい旅」でしたが、

実際、トワイライトエクスプレスはあの10時打ちで、超プレミアムな個室をGETできない限り、鉄っちゃんではなければ苦痛な電車だと思います。

鉄ちゃんという人種は鉄道という空間にいることが楽しいので、何時間かかっても楽しいのです。

 

私が乗車していた席の後ろが4歳くらいの男の子を連れた家族だったのですが、どうみてもその男の子は子鉄くん。

しまかぜの日除けが横のスイッチで上下を操作するパワーウインドウだったので、最初はそれを何回も上げ下げ。

そしてお母さんに「窓さんが疲れてるから一回お休みしようね」と言われておりました。可愛い!

 

そして彼は社内を探検していくうちに、先頭車両がパノラマビューなのに、気がついてしまいました。

今度は何度も先頭車両に向かい、またお母さんがそれを追いかける。

その光景を見て、もう鉄子さんの私は彼の気持ちがわかりすぎて心のなかで「わかるわかる。行きたいよねー」と思っていました。

 

 

一般人は乗り物に求めるのは、速くて快適だということです。

帰りの普通の近鉄特急に乗って、本当にしまかぜのすごさを実感しました。

電車より自分で車を運転する方が良いという私の父でもしまかぜなら気に入ってくれると確信しました。

座席も広いし腰のクッションの硬さも変えられるし、座っているのに疲れたらカフェでお茶も飲める。そして何より揺れないから酔いにくい。

 

こんなに違うのに、これで値段通常の近鉄特急よりプラス1080円だけなんです。

はっきり言います。これなら普通の特急料金もう少し安くしてほしい。

それぐらいしまかぜは価値があると私は思いました。

 

でもこれ、1日1本しか走ってないしそれが残念です。

それは、チケット取りづらいと思います。

もう私は伊勢志摩に行くときは、できれば毎回しまかぜに乗りたいました。

みなさんもぜひ一度乗車してみてください!本当に快適です。

 

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