奉子です。私の青春を語るには欠かせないバンドFIELD OF VIEW。
バント時代は2002年に解散していますが、そのボーカルであった浅岡雄也さんは今もソロで音楽活動を続けていらっしゃいます。
年に数回ライブをされるので、私は可能な限り参加しています。
バンドであるFOVのデビュー日とされている1stシングル「君がいたから」がリリースされたのは1995年5月15日。(まあ正確にはその前身のviewというバンドがあるのですが)
浅岡さんは毎年このデビュー日が近い日に必ずライブを行います。
この日だけは、ソロ浅岡雄也ではなく、FOVの曲がほとんど+浅岡雄也のソロ曲というライブ構成です。
年に一度のお祭り。浅岡雄也さん(FOV)22周年ライブ。
元バンドでソロ活動するようになると、バンドのことはなかったことにするような方も中にはいますが、浅岡さんは違います。
今の浅岡さんの最新アルバムの中にFOVの曲名だけで歌詞が構成された「トビラ」という曲があります。
浅岡さんはソロをしながらも他のメンバーへの敬意を忘れていません。
本当ならばこの年に一度はバンドのオリジナルメンバーが全員そろって、ライブをしてくれることがファンの願いではありますが、そこはさすがに他のメンバーの今もありますから、無理なこともあります。
今回のメンバーは下記のメンバーです。(大阪・東京共通)
Vo 浅岡雄也
Gt 森本隆寬
Ba 堀内johnhori正隆
Key 藤井理央
MP&Key 大場ハナ誠朗
Dr 青木和義(From T-BOLAN )
Guest Gt 葉山たけし
2012年秋に『“BEING LEGEND”Live Tour 2012』という過去の解散したバンドも含め、Being所属のバンドがツアーをするというものすごい企画があり、そのときもFOVのオリジナルメンバーの中で唯一参加できなかったのがギターの小田さんでした。
そのため、私たちファンも「4人のうち、3人までなら上手くいけば来れるかもだけど・・」という気持ちがあります。
過去2回のFOV記念20周年、21周年のときにはドラムの小橋さんが来てくれました。
そのときの私のblogは20周年、21周年それぞれリンク貼ります。
ギターの森本さんは過去2回のお祭りライブもメンバーで入っていただいた方です。
年に一度とは言え、何百回も曲を聴いているファンの前で、そのバンドのオリジナルメンバーではない人たちが、その原曲に近い演奏をするというのは並大抵のことではありません。
しかし、今回なによりもびっくりしたのが、この年に一度のお祭りライブに3回目の森本さんが、もうびっくりするほど「あなたはFOVオリジナルメンバーですか?」に近い空気間、音色を奏でていたこと。
今回のライブの間中、笑顔で楽しそうに奏でる森本さんの姿が一番印象に残りました。
しかし、大御所の葉山さんが登場し、葉山さんが隣にいる間はずっと緊張されていました。
全く顔つきが違いましたよ
↑のメンバーを見ていただいたらわかるとは思いますが、ドラムの青木さんは、あの「T-BOLAN」のドラマーです。
T-BOLANの曲と聞いたら皆さん、何曲か浮かび、どんなバンドサウンドでってわかりますよね?
浅岡雄也さんのポリシーとして、「歌も当時のまま原曲に忠実に」という、とてもファンの心をわかっていただいているポリシーがあります。
つまり、年齢やいろいろな事情により、当時のキーが出なくなりキーを下げるというのは、浅岡さんの中で「自分自身は歌手としてやってはいけないこと」というポリシーです。
つまり、今回も本当に原曲に忠実に変えないで歌ってくれました。
そのため、出てくる曲たちが流れると、その場にいる人たち全員、バンドメンバーも含めて「20年前にタイムスリップ」できるのです。
しかし、浅岡さんの歌の進化、私たちへの伝わり方は、ますます強くなっています。
ただ、ここまで忠実にしてくれるかたこそ、わかってしまうことがありました。
バンドの核であるリズム、つまりドラムが、オリジナルメンバーである小橋さんでないのです。
青木さんが悪いのではありません。
譜面上は、完全にオリジナル通り青木さんも演奏しています。
青木さんはプロである年数も長く、確実に自分の演奏の色を持っている方です。
そのため、譜面上はオリジナルと同じでも、ドラムの音色や間の取り方、空気間がFOVの曲ではないのです。
青木さんのドラムの音色は本当に力強くかっこいいです。
FOV曲でもアップテンポの曲なら気になりませんでした。
しかし、ミディアム~スローテンポの曲は、小橋さんが叩く優しいドラムだからこそのFOV曲です。
青木さんがもつ空気間との違いが確実にわかってしまいました。
過去2回は小橋さんが演奏していただけに、余計にそれが感じられて、少し残念でした。
逆に、ここまで青木色がはっきりしている青木さんだからこその、T-BOLANのライブに本当に行きたくなりました。
浅岡さんの人柄と生き方が会社の枠を超える
それにしても浅岡さんの人柄ってすごいなあと思います。
FOVとT-BOLANって元は同じレコード会社の別のバンドです。
今は浅岡さんもソロでBeingから離れたとはいえ、その、元同じ会社の他のバンドのドラマーに、自分のソロツアーのサポートをお願いできるって単純に浅岡さんの人柄以外の何物でもないなあと思いました。
それに ゲストの葉山たけしさんてBeingの黄金時代のすごいアレンジャーさんです。
FOVでいうとの1st~5thまでのシングルは全て葉山さんが関わっています。
そんなすごいアレンジャーさんが、会社も変わって、ソロになった浅岡さんは自分のライブにゲストとして来てくれるということは、やっぱり浅岡さんが、きちんと皆が応援したくなる、きちんとした生き方をしているからだと実感しました。
やりたいことをやり続け、夢を描く大変さ、楽しさ、生きる強さを感じたライブ
浅岡さんはFOV時代からずっと一貫して私たちに伝え続けたとことがります。
「やりたいことやってますか?」
私がFOVに出会った20代のころは、まだ見ぬ社会に夢を描き、この問いに「はい!」と答えられていました。
私も夢を描いて、浅岡さんのように、自分のやりたいことをやり続ける人生を送りたい。
私の大好きなFOVの曲たちは「夢を描いて、前に進み続けよう」というメッセージの曲が本当にたくさんありました。
しかし、社会に出ると自分のやりたくないことをする必要も出てきます。
なんとか就職し、毎日会社に行ってお金をいただき、休みの日はそのお金で友達と楽しい時間を過ごしたり、ライブにも行く。
私もどこかで「やりたいことじゃないかもしれないけど、結婚もできて、まあまあ幸せだし、それでいいやん」とついこの間まで思っていたんです。
そう、昨年の秋にNLPの講習を受けるまでは・・・
しかし、NLPに出会って私は再び、夢を描けるようになりました。
私が昨年12月に夢を描き、始めたこのブログ。
夢を描けたことで、単にお金をいただき、人の役に立っているからいいかと思っていた日々の仕事も、違った認識で取り組めるようになりました。
毎日の生活の中で、なりたい私。やりたいこと。を意識して生きる。
その認識の中で、行った浅岡さんのライブは、とても違って見えました。
浅岡さんがこのやりたいことをやっている、夢を描き続けているという言葉の裏には、どれだけのやりたくないことも受け入れ、困難に打ち勝ち、乗り越えてきたんだろう。
夢を描くには、強い信念と絶対あきらめないという執念が必要。
それを25年ぐらい続けているウタウタイ浅岡さんは本当に私たちに夢を与える生き方をしている。素敵な人だ。
ライブのパフォーマーはみんな夢を叶え、与え続ける人たち
今回の22周年ライブは確かにメンバーこそオリジナルメンバーは少なめだったかもしれませんが、会場を一体化させ、その会場にいた人全員が20年前にタイムスリップできた空間でした。
さらにパフォーマーたちは、私たちに音楽を聞かせてるではなく、彼らが全員、その空気や演奏を心から楽しんでいて、笑顔でした。
その「俺たち、めっちゃ楽しいぞー!!!」という空気間が、私には
「人生楽しまなきゃ損だよ。やりたいことやるってのはこういうことだよ」をますます伝えてくれたような気がしました。
そういう姿こそが、私たちに夢を与えてくれてるんだなあと改めて思いました。
私も趣味ですが音楽を25年以上続けています。
25年音楽を趣味でも続けるのは、やはり日々の鍛錬と練習です。
それをプロとして、続けていき、進化させ、かつ楽しむというのは本当にすごいレベルです。
バンド時代の浅岡さんは、ちょっとかしこまった雰囲気で、緊張して歌っていた感じでした。
そして、数年前のライブまでは「あ、今日は調子悪いのかな」というのがわかってしまうときがありました。
しかし、今の浅岡さんは「たとえ調子が悪くても、絶対に楽しんで、かつレベルも落とさない」です。
きっと浅岡さんの中では調子の悪い日もあるでしょうから、「もうちょっとできたらなあ」と思う日もあったかもしれません。
しかし、今の浅岡さんは本当にプロとして、ファンを幸せにしてくれる本当に素敵な人だなあと思います。
これが浅岡さんが私たちに見せてくれる、「進化」と「変わらない信念」だなあと本当に思います。
浅岡さん、私はあなたと同じように信念貫いて、夢描きながらこれからも前に進みます。応援してくださいね。
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