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日々の日常

<追記あり>第一種衛生管理者試験、無事一発合格

私が使った衛生管理者の試験本

こちらの記事自体は2015年に旧ブログで書いた記事ですが、2017年1月に追記しています。

第一種衛生管理者試験 無事合格しました。

2週間前に受験した、第一種衛生管理者の試験に無事合格しました。一応国家資格です。

こちらが、免許試験合格通知書です。

衛生管理者試験結果通知書
あまりにもショボくてびっくりしました。これがショボイわけは読み進んでいただければわかりますが・・・

実はこれ、受験票と素材も全く同じのシールで開くタイプの単なるはがきです。

 

見比べていただくために、受験票の写真も貼ります。

衛生管理者受験票

衛生管理者とはこんな国家資格です。

衛生管理者資格、知っている人は知っていますが、知らない人も多いと思うので、長くなりますが説明したいと思います。

社員が50名以上所属している事業所にはこの資格を持っている人が必要です。

社員が50名以上いる事業所は安全衛生法上、健康診断結果を労基署に報告する義務もあり、産業医や衛生委員会の設置も義務になります。

この衛生管理者という人は社員が仕事を進めていくうえで、職場環境の安全とか、衛生とか、そういうのをチェックしていくのが仕事で、週に1回の社内巡回が必要と、一応法律で定められています。

健康診断の結果を産業医の先生がチェックをし、先生からの指示でその要再検査とか精密検査の人に病院受診を促したり、社内でここは危ないなと思う箇所があったら指摘したり、簡単にいえばそういう役割の人です。

衛生管理者には第一種と第二種があり、会社の事業の業種によって、第一種衛生管理者が必要な業種と第二種で良い業種があります。

第一種は有害な物質を扱ったり、製造業や旅館業などのいわゆる少し危険が伴う可能性がある業種で第二種はその一種に入らないわりと安全な業種です。

第一種を持っていれば、もちろん二種の業種はできるので、難しい方を持っているのに越したことはありません。

 

ちなみに私の今の職場(本社)は社員が50名以上、これから社員が増えていくだろうに、衛生委員会もなく、この資格を持っている人は他社を定年退職後、私の職場に再就職した方のみ。

というわけで、6月頃私の上司が「この資格を持った人がこれからは会社に必要だから、みんなで目指して」と課のミーティングでお達しがあり、私は実はもうそのお達しの翌日には参考書と過去問集を購入しました。

役に立った。前職での経歴

なぜ私がこんなに行動が早かったのか。それは私の過去の職歴のおかげです。

衛生管理者という資格、私が今もずっとつながっている最初の職場の先輩が取得しているのがわかっていたので、上司のお達しのその日にメールをして情報を集めました。

さらに前職(2つ目の会社)でまさに衛生委員会の委員でした。上司は衛生管理者の資格を持っていました。

過去の経験から衛生管理者資格が、何のために必要なのかはイメージしやすかったのです。

試験日は多い。でも試験地はとっても不便な場所にある

「衛生管理者」他、労働安全衛生法に基づく免許試験は公益財団法人 安全衛生技術協会運営の各地区のセンターで受験するのが一般的です。

衛生管理者でいえば、そのセンターまで行けば月3回は受験するチャンスがあります。

近畿のセンターは加古川にあります。加古川といっても駅前ではありません。

駅からさらにバスに乗り、そしてそこから徒歩。

しかも平日がほとんどです。会社休んで行くことになります。

体験者からの情報は強い。え?近くで受けられるチャンスがある?!

会社の業務に役立つための資格ですが、私が受験することに消極的な反応だった上司がいます。

受験料も含め、これにかかる費用は全て自分持ちなことを考えると、交通費も時間もかかる加古川には行きたくありませんでした。

私のことをよく知る最初の職場の先輩が、「加古川遠いし行くの大変だから、かなり先だけど、年1回の出張会場試験で受験したら良いと思う」とアドバイスをくれたのです。

6月最初の段階で、大阪の出張会場受験日が10月24日。しかもそれが土曜日とわかっていたので、そこを目指すことにしたのです。

衛生管理者、誰でも受験できるわけではありません。

こちら誰でも受験できるというわけでもなく、労働衛生に関する業務を大卒以上なら1年以上従事したこと、(高卒なら3年以上)という条件があります。

前職は2年半在籍しましたが、そこで衛生委員会もやっていた私は、今の職場で人事総務に異動してから1年経っていなくても、すでに受験資格を得ていました。

そういう意味でも前職でかなりつらい思いをした経験がこんなところで役に立つたとはと感謝です。

今時こんなんあり?受験のための書類集めがとにかく大変!

書類

勉強もそれなりに大変でしたが、何よりもめんどくさかったのが受験するにあたり必要な書類集めでした。

最初の安全衛生技術協会のサイトをみていただければわかりますが、今どき

大学の卒業証明書 or 大学の卒業証書の写し  

・会社の勤務証明(会社の印を押した所定様式での提出) も要りますが、まあここもめんどくさいけど、良しとします。

しかも願書を取り寄せて、唖然としたのが、

卒業証書の写しを提出する場合、それが原本と相違ないとの旨の一筆を会社に書いてもらわないといけないんです。

さらに

・大学の卒業時と名前が変わっている場合は名前が変更になったことを証明する、「戸籍謄本 or 名前全部証明書」ですよ!!

もちろん、運転免許書のコピーとかも要ります。

さらに

受験料の納付が今どき郵便局の窓口のみで、窓口印のあるものを願書に添付です。

郵便局の窓口の開いている時間帯って基本平日の昼間、仕事をしている時間です。

私はたまたま会社から徒歩1分のところに郵便局があり、行こうと思えば昼休みを潰してとか、近いがゆえに上司に許可取ってとかができました。

職場から郵便局が遠い人はハッキリ言って大変です。

この協会アホちゃう??って思います

ミス!出張試験地の受験の場合は願書の締め切りがめっちゃ早かった・・・どうしよう間に合わない

私は大学卒業後結婚したので、もちろん大学卒業時とは苗字が違います。

試験を受けることは随分前から決めていましたが、願書を取り寄せたのが本当にギリギリだったため、本当に書類集めに苦労しました。

労働安全技術協会の各地区のセンターで受ける場合は受験日の直前までに願書を提出すれば良いのに比べ、出張会場での受験は願書の締め切りが試験日の2ヶ月くらい前だったのに準備が遅れてしまったのです。

 

さらに取り寄せて初めて戸籍謄本関係が必要なことがわかり、私の本籍地は長野県のため、取り寄せまで時間がないということで、実は私以外の人は絶対に使えない裏技を使って、協会に許可をとって、名前が変更になった証明書の代わりにしてもらいました。

さらにあっさり実家から見つかると思っていた大学の卒業証書も見つからず、約20年ぶりに出身大学に直接行って卒業証明書を出してもらいました。

大学と月に一度行っているリハビリ病院が近いというのも、とても運が良いことで、土曜日にお願いしに行って、リバビリの日に取りに行き、職場の証明書も全部揃えて、大学の近くの郵便局から願書を投函できました。

みなさん、願書だけはできるだけ早く取り寄せましょう(^^ゞ

私が勉強するにあたり、参考にしたのはこちらのサイトです。

私は週数時間の勉強なので、余裕で3ヶ月かけましたが、集中すれば1ヶ月で受かるかも。

参考書もこちらで勧めているものを買いました。
私が使った衛生管理者の試験本

 

 

この過去問は特にすごいです。

この中の問題がそのまんま出る確率が、かなり高いです。

覚えるまで解きましょう。

上記のサイトでも紹介していますが、通信教育講座等を受講した方がより勉強は楽かもしれませんが、私はこの参考書以外のものは使わずに合格できました。

実質の勉強期間は3ヶ月程度という感じです。仕事終わって家に帰って家の用事も、フルートの練習も、そして大好きなTV野球観戦も一切我慢せずでも1回で合格してやりました。

 

平日は1日おきに勉強とフルートの練習かをどちらかに決めてやり、土日の時間があるときは集中して多めに勉強というやり方です。

平日でも疲れている日は勉強もフルートの練習もできない日ももちろんありました。

 

私は結婚していますが、子どもはいないため、家では自分の時間が確保しやすいのも、勉強できた理由だと思います。

小さいお子さんがいらっしゃる女性の方だと、なかなか家で自分だけの時間をとるのは、簡単でないし大変だとは思います。

私は試験日までかなり時間があったため、私も過去問を計4回、時期をおいて解き、過去4回においても計2回以上間違い続けた問題をさらに前日にもう一度見直しをしました。

 

実はこの勉強方法、試験キラーのうちの夫も推奨しておりまして、夫も過去問は答えと解説を照合しながらその正解がなぜ正解で間違っている選択肢がなぜかを考えて、繰り返し出題される問題は落とさないことと申しておりました。

こちらの試験、第一種衛生管理者だと試験科目は5科目。さらに各科目足切りが40点。全体で60点以上取ることが合格の条件です。

つまり苦手科目を作ったらアウトです。

選択問題の試験でも侮れない。細かい内容まで覚えてないと正しい答えは導けません。

5択とはいえ、最初過去問を解いたときは答えに全く見当もつかず、初めて聞く有機溶剤の名前や病気の名称、こんなん覚えられるんかと思っていました。

しかし、過去問を過去5回分解いていくと、毎回毎回同じパターンの問題の繰り返しであることに気が付きます。

参考書だけを勉強していても問題の出題パターンや言い回しが独特のため受かりにくいと思います。

単純に考えれば過去問の答えを覚えたら試験もクリアできそうですが、正解以外の残り4つの選択肢も何故それが間違いなのか自分で説明できないと実際は正しい答えを選ぶことはできません。

たとえば、高温を扱う業務の従業員が20人なのか50人なのかによって、それの正解の選択肢が変わってくるのです。

今回の私の場合は最後まで正解率が低かった問題が本番で出てしまい、前日に覚え直したところだったので正解できました。

合格のポイントはやっぱりひたすらの過去問練習

本番でも過去の見たことのある問題が半分以上は出ます。

私が受験した時も初めて見る問題も数問あり、そこは間違えたのですが、それ以外の過去問の全くそのとおりでなくても、過去問の選択肢にあった内容を理解していたおかげで、今回は答えはこれだと迷いなく正解することができました。

こちらの試験、44問で3時間と試験時間がとっても長いですが、きっちり勉強していれば1時間で見直しまで出来ます。

最初の1時間立った時点で声がかかって退出できるのですが、ここで出た人多かったです。

全体で6割は取れている自信はあったものの、その初めて見る問題がある科目に集中していたら、足切りに引っかかったらどうしようと一抹の不安がありましたが、11月6日サイトに受験番号があったときはホッとしました。

合格した後に、まだ手続きが!!免許申請

郵便局

しかしこの資格、受かった後にまだ手続きが必要なんです。

免許申請です。

つまり、ちゃんとした免許証もらうのにまだ書類申請がいるのです

最初に写真に載せた合格通知書がショボイのはこのせいです!!

しかも書類には写真と1500円の収入印紙貼付して簡易書留で送付ですよ!

天下り団体め、金ばっかり出させるな(T_T)

会社の業務に必要な免許だから本音を言えば、このお金ぐらい会社に出してほしいですが、そんなこともいえず。

一応会社では祝福はしてくれたけど・・・

実は6月に上司のお達しがあった時点では、在籍していた有資格者が8月末に急遽退職になり、今は会社には衛生管理者資格を持った人がいない状態。

つまり、私が合格したから良かったもののという話なんです。私の正式免許がなかったら会社困るはずなのに・・・

まあいいですヨ・・・(;´д`)トホホ…

ちなみに結果発表日の日、課のみんなに報告したところ、みんな普通に喜んでくれて祝福してくれました。

上司のお達しがあったのは6月なのに、私以外の人は勉強どころか受験日すら決めていない、というのは多少思うところはありますが、まあおいておきます。

アルバイト社員が受験して何が悪い

それよりも私が受験を決めた次の日に会社に上司に「衛生管理者10月末に受験しようと思います。」と宣言したら、開口一番に「○○さん、正社員じゃなくてアルバイト社員やのに受けてどうするん?補助も何にも出してあげられないし、給料も上がらへんで。今年はまず俺ら上のもんが受けて、情報提供してから他の人が受ければいいと思ってね。」

と言われたことは忘れておりません。

言われた時は腹が立ちましたが、言い返さずに「私もこの会社の人事総務部で何か成し遂げたことがひとつぐらいほしいので、受けたいんです。加古川まで行くのも大変だし、せっかく受験する気になっているので、大阪で受けるのに来年まで待つのはモチベーションが下がるので受けます」と言いました。

そう言ったら上司は「受けるっていうならそれは止めないし、会社の証明も書くよ」とは言ってくれたので、受験書類はきちんと揃ったわけです。

たぶん、上司からしたら悪気は全く無くて、「アルバイト社員の私がそんな頑張らなくてもいいのに・・・」ぐらいの気持ちだったんだと思います。

しかし現在11月ですが、他の正社員メンバーはその資格を誰も取得しておらず、その上司に受けてどうするん?と言われた私だけが有資格者になり、年度末に労基署に提出する健康診断結果報告書にも私の免許のコピーがいるのは明らかです。

ちなみに合格したことを上司に報告したら「すごいなあ」とは言って褒めてはくれました。

今度衛生委員会も始める予定。やっぱり人生に無駄はない。

ちょうど合格発表の当日、正社員メンバーは2名が来年から義務化されるストレスチェック制度の外部講習会に行って来てて、そこで衛生委員会がありきの話をされ、そこからやらないとと熱を帯びて帰ってきました。

衛生委員会は月に一度開く義務があり、そこには産業医の先生も同席です。

もちろん、今の職場にも委託契約している産業医の先生はもちろんいらっしゃいますが、衛生委員会の設置はこれからというわけです。

 

先ほども申し上げましたが、私は前職で衛生委員会の委員でした。

衛生委員会実際に開くとなったら、経験者の私がアドバイスするしかないですよね。

私以外の誰かが衛生管理者の資格を合格したら私は用済みかもしれませんが、まあそれまでは会社の役には立ちそうなので頑張ります。

 

実は前職で衛生委員をやっていたとき、「普段の仕事もかなり一杯一杯なのに、衛生委員なんてめんどくさいな」って正直思っていましたm(_ _)m

しかし、その経験が3年後、こんな形で生きるとは思っていませんでした。しんどいと思いながらもやっていてよかったです。

やっぱりどんなつらい経験も決して、人生に無駄はありません!!

2017年1月17日追記。その後の職場

衛生管理者免許証

こちらの写真が免許申請をして、正式にもらった免許証です。

私が衛生管理者を受けて1年ちょい。

昨年の夏に同僚の正社員が同じように衛生管理者試験を受け合格。

 

昨年夏より、会社で衛生委員会が立ち上がり、無事にストレスチェックも始まりました。

やはりメインは正社員さんになりましたが、まあいいです。

資格がなくなるわけではなく私のものです。勉強したことは誰も取れませんからね。

 

実は、その後その社員さんが産休育休で休職され、本当に私がこの会社の衛生管理者になったのです。

ストレスチェックも私が行いました。

 

その後、社内で人数が50人を超えた別事業所が出来、衛生管理者試験を他の方が受ける必要ができました。

結局、私に「なんで試験あなたが受けるの?」と言った上司に「○○さん、願書の出し方や勉強の仕方等、アドバイスとフォローお願いね」と言われております。

ほら、やっぱり私が勉強して資格取得したの無駄じゃなかったじゃん!って本当に思います。

 

また別記事でUPしておりますが、昨年11月にはメンタルヘルスマネージメント検定にも一発合格しております。

これからも私は前に進み続けます。

 

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