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NLP 日々の日常 障害と私

夫婦離婚の危機!お互いの譲れない想いとは?

奉子です。私たち夫婦は今年の7月で結婚して丸10年になろうとしています。

子どもはおらず、夫婦2人だけですが、周りの人達が私たちを見ると仲が良いとよく言われます。

私と夫は似たもの同士ではなく、全く違うタイプの人間で、「なんで結婚できたの?」とも言われます。

そして、私自身は上手くいっている要因として、「似たものでないので、腹立つ部分も違うし、ぶつからない」

「最初から違うので、違うことに違和感も感じない。干渉しないことで、それで互いを尊重できている」と思っておりました。

そんな私たちに、1ヶ月ほど前、初の離婚の危機がありました。今日はそんなお話です。

ある日の夜。夫から私に突然の驚愕の言葉

怒り

ある土曜日。私はNLPの講習があり、夜に帰宅。

あまりお腹も空いておらず、帰宅後夕食のおかずを足す気にもならず、「とりあえず夫が帰ってきたら残り物暖めて食べよう」ぐらいに思い、ブログを書こうとPCで文字を打ち込んでおりました。

夫からは「帰る&腰痛が再発したようでかなり調子が悪い」とLINEが入っており、LINE上で一通りの会話は済んでおりました。

夫:帰宅

私:「おかえり。大丈夫?」(私はリビングでPC作業中)

夫: 寝室に行き、腰痛用の器具を使ってマッサージ中

夫:しばらくしたら寝室から出て、台所に立ち、無言で夕食のおかず作りを始める

私:ものすごい怒りの空気を察し、席を立ち、「何か手伝おうか?残りのおかずが冷蔵後にあるし、私はお腹もあまり空いていないから、無理に作らなくて良いよ」

夫:「別に要らない。あなたはすきにしてください」(怒り口調)

私:PC作業はやめ、夕食準備を手伝おうとする。(そして夕食が食卓に並ぶ)

夫:「僕から大事な話があるんですけど、良いですか?」

私:「はい。大丈夫です」

夫:「僕はもうこれ以上あなたとやっていけません。明日この家から出て行って、実家に帰ってもらえませんか?荷物は後で送りますから」

私:絶句

夫からの告白。私は何がいけなかったのか?

私はこの発言にただただ驚き、「私が夕食の用意をせずに、PCをしていたのが悪いのか?お腹が空いていないことを説明し、最初にいうべきだったのか?」と問います。

しかし、夫はそうではないと言います。

夫:「僕が調子が悪いと言って帰ってきたのにも関わらず、君は僕が寝室にいるのに、声もかけずPCしてたよね?帰ってきたときも僕の顔見てくれなかった。」

「僕のことより、ブログの方が今の君にとっては大切で、僕はどうでも良い存在なんでしょう。

前にも同じようなことで怒って、君は泣いて、わかってくれたと思ったのにちっともわかってくれてない。」

私:さすがに本気で怒っていて、このままだと私は本当にこの家にいられなくなる。それは困ると察し、「ホンマに直すからどうしたら許してくれるの?」

夫:「僕が一番大切にしていることを過去いったはずなのに、まだ頑張らないと理解できない人と、一緒にやっているべきではないと僕は思った。

君がどんなに頼んでも、無理なものは無理なんです。お願いだから出て行ってください。」

毎日夫に多くの家事を手伝わせ、感謝の気持ちは常に伝えているはずの私。

私は本当に怒りの見当が全く、つきませんでした(泣)

 結婚10年目の真実。えー?同じだと思っていた互いの大切なポイントが違った。

愛頑なに私を許そうとしない夫。私はいったい何がいけなかったのか?

私は別に夫のことを無下に思っているわけではなく、大切に思っているのになぜそこまでそう思わせてしまったのだろう?

 

「私は自分のやりたいことをやり続ける。そして夫も自分の好きなことをして毎日過ごしてもらいたい。」

つまり、私は束縛しないことが夫婦上手くいく、一番大切にすることだと思っていました。

そして、私は夫もそうだと思ってたんです。

 

しかし、夫の一番大切にしていることは なんと

「毎日、目を見て挨拶を交わす」   だったのです。

夫が本当に大切にしたいこと。それは愛の交換だった

夫が私に過去にも一度言ったことがあります。

「帰ってきたときの挨拶はPCしながらとかじゃなくて手を止めて、きちんとしてほしい」

それは、夫は私に何度が言っていたのですが、私は「おかえりなさい」と挨拶を交わすことが大切だと思っていました。

そのため「手を止めて」の部分は、自分ではそこまで何が重要がはわかっていいませんでした。

 

夫が夫婦であるために一番大切にしていた「目を見て毎日挨拶をする」

ここの真意はなんなのか。答えは「毎日、お互いの命の確認。つまり、愛の交換」

だったのです。

 

これにはこんなわけがありました。

私の夫は、20代前半で実母を突然不慮の事故で亡くしました。

夫はそのときに、「命のはかなさと人間いつ別れが来るのかわからない。日々の大切な人と過ごせる何気ない日常がどんなに貴重か」

を強く強く感じるようになりました。

その経験から、何気ない毎日の挨拶も実はこれが最後になるかもしれないと思うようになったそうです。

そんな夫は

毎日、目を見て挨拶をする=今日も元気で命が続いていて、夫婦でいられてありがとうございます。

 

ということを夫婦上、一番大切に思っていたのです。

 

世の中の離婚する夫婦ってこんな風なズレから始まるのか

ここまで、大切に思っていたことが違う私たちは、それはそれはこの10年で少しずつ少しずつズレていったわけです。

夫が大切にしていることを実戦してくれない私は、どこかでずっと「僕のことは大切には思っていない。この人は自分のことばっかりだ」と日々思っていくようになりました。

一方私自身は、夫に家事をやらせてしまい、夫の自由な時間を奪っていると思い込んで、そこに罪悪感を感じつつも、「別に良いよ」に甘えている自分がいました。

 

つまり、まとめるとこんな感じ。

夫「たとえ私が寝たきりになって、一切家事ができなくても気にしない。生きていてさえいて、僕を思ってくれればそれで良い」

私「夫に負担ばかりかけて、時間を奪い、申し訳ない。どうすれば、私のことは気にせず好きなことを自由にしてもらえるだろう」

そりゃ・・・いつか爆発しますよね。

きっと世の中の離婚する夫婦って、こんな風にちょっとしたことの考えのズレが積み重なり、熟年離婚とかになるんだろうというのを、初めて実感しました。

お互いの思っている真の目的や思いがわからないと、「やっぱりこの人は私のことは、わかっていない」と不満を感じたままです。

「注意されたことにそのまんま反応してその場で直しても、意味がない」のです。

 

夫とふたりNLPの講習で、ワークで相手の心の奥底にある本当の想いを探すということをやってきたはずなのに、他人のワークより夫との関係が一番わかっていなかった。

この衝撃的な出来事は、この事件の翌日のNLP講習での最初のフィードバックのときに、思わず話してしまうことになるのです。

そして、私たち夫婦を知る仲間のみんなに「テーマは愛やん!」全員に突っ込まれることになります。

相手の真意がお互いにわかった今。私たち夫婦のその後

想いの虹

どうしても私を許せないと思っていた夫に、私自身も夫がいない生活は考えられない旨をなんとか伝え、「ブログや自分が一番説」を否定しました。

私の夫をこよなく気に入っている私の父の手前もあり、こんな理由で夫を怒らせてしまった自分を父が知ったら、私が実家を追い出されてしまうので、私も必死でした。

 

夫が一番大切にしていることを知った私は、その次の朝から、家族間での挨拶に今まで以上に思いを込めるようになりました。

目を見るだけでなく、笑顔で気持ちよくお互いを送り出す。

 

もし、出かける直前に交わした会話が、「行ってきます。いってらっしゃい」ではなく、「無言のドンという扉の音とサヨナラ」でその言葉がお互いの交わした最期の言葉だったら・・・

きっときっと一生後悔するから。

 

大切な家族との何気ない日常、あなたは今日誰とどんな話をし、眠りにつきますか?

私は・・・今日も元気に過ごせたことに感謝をし、夫に笑顔で挨拶をして明日はちゃんとくるのを信じて

 

おやすみなさい(-_-)zzz

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