奉子です。では続いて中学時代の話をします。
クラスでは孤独だった中学時代。
私の中学時代は小学校時代にも増して、クラスでは孤独でした。
小学校時から仲良くしている数少ない友達も、違うクラス。
中学は3つの小学校から集まってくるので知らない子がほとんどでした。
多感な中学生です。
障害者の私にわざわざ近づいてくる人はいません。
めんどくさいし関わりたくはありません。
そのため、友達を自分から作ろうと必死でいろんな人に声をかけて仲間にしてもらおうと努力をしてみました。
しかし、本当の意味で仲良くなれた友達はクラスにはいませんでした。
私にとって一生の友達。孤独な6人が仲良しに
クラスでは孤独だった私ですが、他のクラスにいた小学校卒業時の仲良しの友達が、別の友達を連れてきました。
そしてその友達が、また別のクラスにいた友達を連れてきて・・・
という風に、放課後になると仲良し6人組が、毎日校門前で1時間くらい立ち話をしていました。
中2ぐらいからその現象は始まり、3年も同じでした。
その仲間と通学路で会えて一緒に学校に行けるとわかって、朝学校に行くときに時間を合わせました。
その仲間と一緒にいたいがために、絵は全く描けないくせに、クラブを他のみんなが入った美術部にしたこともあります。
毎日先生に「またあんたら喋ってるの?はよ帰りー」と言われていました。
とにかく楽しかったのです。その仲間といることが。
クラスに帰ったら孤独が待っています。
学校がある日は、放課後のその時間だけが、私の唯一のオアシスでした。
孤独が続くクラス内。頑張るのは勉強しかない
クラスで孤独だった私は、勉強を頑張ろうと授業を一生懸命聞いていた記憶があります。
授業としては中学の時が一番楽しかった。そう思います。
中3のときの英語の先生が「予習をしてくるように」と指示され、受験のこともあるので一生懸命予習もしました。
この中学3年の時の「英語の予習」という経験が私に勉強をするという癖をつけてくれて、高校入学後もとても楽でした。
友達のいなかった私たち孤独6人組は、休み時間も廊下でしゃべっていました。
さらに、クラスの友達より気に入った先生に会いに職員室によく行っていたのです。
今考えるとめっちゃ迷惑ですね。先生ごめんなさい。
孤独だった中3の私。大きな決断をする
これまで述べてきたように、私は本当にクラスには友達がいませんでした。
友達がいないだけならまだしも、いわゆるいじめっ子にターゲットにされていました。
修学旅行、体育の授業、クラスの席替え、あらゆるグループで何かを決めるときに仲間外れにされ、どこのグループにも入れてもらえず先生が「奉子さん入れたげて」というのです。
さらに毎日歩いていたら後ろから大きな声で悪口を言いまくります。
そりゃつらいです。
仲良し6人とはクラスが違うので、1日のうちで学校で過ごす時間はつらい時間の方が長いのです。
なんとかしたい。あの毎日悪口をいうやつらをやり過ごすのはどうすれ良いのか?
毎日がつらく、この状況をなんとか打開したかった。泣きたかった。
でも勉強は決して嫌いではないから学校には来たい。仲良し6人組もいる。
それにここで私が嫌だと思ってあのうっとおしい人たちの前で、泣いたら余計に相手の思うツボでもっと悪口を言われてします。
そうだ!悪口いわれても気にしていないふりして笑ってやろう。
「笑う門には福来る」って言葉がある。
嫌なことがあっても、毎日笑顔でいよう。私決めた!!
笑顔でいようと決めた私の人生、大変化を遂げる
「どんなつらいことがあっても、笑顔でいよう」
いうのは簡単ですが、そんなすぐにできるわけないと皆さんお思いだと思います。
しかし、中3の私はやったのです。
そりゃ最初はその悪口いってくるやつらに言われました。
「なんで笑ってるの気持ち悪うー」
それでも気にしませんでした。泣くよりは良いと思ったからです。
休みの日も、家にいるときも、毎日それを実行しました。
その結果、中学を卒業する頃には、顔の筋肉が自然と笑顔になるようになったのです。
高校入学後に友達たくさんに!
この生活を続けた結果、次に入学した高校では友達が本当に本当にたくさんできました。
今まで孤独だった自分からは、考えられない人生です。
毎日勉強して友達とたくさんおしゃべりして、部活も楽しむ。
誰でも当たり前のことが、初めて高校時代に実現したのです。
初対面の方の私の印象。「笑顔が素敵ですね」
高校卒業後も、大学、社会人になってもこの「デフォルト笑顔」は続きます。
この笑顔のおかげで、知らない人でも第一印象が良く、すぐに仲良くなれるのです。
高校以降は、自分に自信がついたせいもあり、さらに活発な性格になります。
高校以降でしか私に会ったことがない人には、「友達いなかったなんて嘘だよね?」と言われるぐらいです。
今では毎年、年賀状を120枚出すぐらいです。
孤独だった私には、大切なご縁でできた仲間は本当に大切なのです。
これからも皆さんどうぞ仲良くしてやってくださいね。